年会費無料のカードで家計の入口を整えたら、次に少しだけ気になってきたのが「投資も、少額からなら始めてみようかな」という気持ちでした。
この記事は、私がSBI証券のクレカ積立を三井住友カード(NL)で始めてみた体験の記録です。
投資には元本割れの可能性があり、これはあくまで個人の体験として、家計目線でまとめます。
クレカ積立とは|ポイントを貯めながら積み立てる仕組み
クレカ積立とは、証券口座での毎月の積立投資を、クレジットカード払いで行える仕組みです。
積立額に応じてポイントが付くことがあり、「どうせ積み立てるなら、ポイントも貯まるとうれしい」という発想で選ぶ人が増えています。
私にとっては、家計の支出をカードに集約する延長で、無理なく続けられそうだと感じたのが始めた理由でした。
なぜ三井住友カード(NL)で積み立てたのか
私はもともと、家計の入口として三井住友カード(NL)を使っていました。
すでに持っているカードでそのまま積立を設定できたので、新しく何かを増やす負担がなかったのが大きかったです。
カード自体の特徴は、別の記事で家計目線でまとめています。


始め方の手順(ざっくり)
- SBI証券の口座を用意する
- 積立に使うカードとして三井住友カード(NL)を設定する
- 毎月の積立額と積立先(投資信託など)を決める
私の場合は、家計に無理のない少額から始めて、慣れてきたら見直すというスタンスにしました。
最初から大きな額にしないことが、続けるコツだと感じています。
気になっていても、いきなり申し込まなくて大丈夫です。私も最初は、どんな手順なのかを一通り確認するところから始めました。
口座開設の手順はSBI証券のご案内ページで確認できます。取扱商品や手数料などの最新情報はSBI証券の公式サイトでご確認ください。
実際に何を、いくら積み立てたか
ここからは、私が実際にどう設定したかの記録です。
月2万円からスタートした
始めたのは2025年の前半、金額は月2万円からでした。
SBI証券の口座はもともと持っていたので、私がやったのは「積立に使うカードを設定する」「金額と商品を決める」の2つだけです。
正直に書くと、設定作業そのもので迷った場面はありませんでした。
難しいのは操作ではなく、このあと書く「タイミング」と「金額の決め方」のほうだったと感じています。
商品は本を読んでから決めた
何を積み立てるかは、ネットの情報だけで決めるのが不安だったので、先に本を読みました。
- 『敗者のゲーム』(チャールズ・エリス)
- 『改訂版 父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』(ジェイエル・コリンズ)
この2冊を読んで、私が納得できたのは「広く分散されたものを、長く持つ」という考え方でした。
そこで軸に置いたのが、いわゆるオルカン(全世界株式のインデックスファンド)です。
最初は少し欲を出して、あとで一本に戻した
とはいえ最初から一本だったわけではなく、始めた頃は「新興国」や「AI関連」といった、気になったテーマの投資信託も少し混ぜていました。
結果として今はオルカン一本に整理しています。
振り返って「やめておいてよかった」と思うのは、手数料の高い商品に大きく寄せなかったことです。
テーマ型は名前が魅力的に見えますが、そのぶんコストがかかるものも多い。少額の「お試し」で済ませておいたのは、いま見ても悪くない判断だったと思っています。

※ここに書いたのは私が選んだ結果であり、特定の商品をおすすめするものではありません。商品選びはご自身の判断でお願いします。
クレカ積立のスケジュール|設定の締切と、ポイントが入るタイミング
設定してすぐに積立が始まるわけではない、というのが最初につまずいたところでした。
締切とタイミングを先に知っておくと、「あれ、まだ何も起きていない」という不安がなくなります。
設定・変更の締切は毎月10日
三井住友カードでのクレカ積立は、毎月10日ごろが設定・変更の締切とされています。
ここまでに手続きが完了していれば翌月の買付分から反映され、間に合わなければその次の月からになります。
「今月から始めたい」と思って月末に設定しても、実際に動き出すのは少し先。
私はこの締切を知らないまま設定していました。
調べずに始めても大きな損はしませんが、「今月から」と思っていた人は一拍待たされることになります。
焦らず、締切だけカレンダーに入れておくのがおすすめです。
締切の具体的な時刻や運用は変更されることがあるため、手続きの前に公式サイトで確認してください。
ポイントは買付のあと、少し遅れて入る
ポイントは買付と同時に入るわけではなく、カード利用日から数えて翌々月ごろにまとめて付与される流れです(2024年11月買付分以降の取り扱い)。
つまり、設定してから最初のポイントが目に見えるまでには、それなりに間があります。
私の場合は、そもそもポイントを目的に始めていませんでした。
やりたかったのは積立投資のほうで、「どうせ積み立てるならポイントももらえるらしいから、設定しておくか」くらいの温度感です。
だから付与を待ちわびることもなく、気づいたのは偶然でした。
Vpassのアプリを開いたときに「なんか増えてる?」と思ってポイント履歴を見たら、クレカ積立の分が入っていた、という順番です。
この温度感は、いま振り返るとちょうどよかったと思っています。ポイントを取りに行くために積立額を決めると、順番が逆になるからです。
ポイントがつかない・反映されないときに考えられること
「積み立てているのにポイントがつかない」と感じたとき、原因はだいたい次のどれかに当てはまります。
- 付与のタイミングがまだ来ていない……前述のとおり、付与は買付から少し遅れます。まずは経過した月数を確認。
- ポイント付与の対象上限を超えている……クレカ積立には、ポイント付与の対象となる月額の上限が設けられています。上限を超えた分は積立自体はできてもポイントの対象外になります。
- 付与率の判定条件を満たしていない……三井住友カードのクレカ積立は、カードの種類や年間のカード利用額などによって付与率が変わる仕組みになっています。条件は改定されることがあるので、現在の条件は必ず公式で確認を。
- カード決済自体が通っていない……利用可能枠が足りない、カードの有効期限が切れている、といったケース。決済できていなければ買付もポイントも発生しません。
なお、クレカ積立の金額は、カードの年間利用額としては集計されない扱いとされています。
「積立でカードのランク条件を満たそう」と考えていると当てが外れるので、ここは分けて考えておくと安全です。
積立額やカードを変えたいときの手順
一度決めた金額やカードは、あとから変えられます。
ただしどちらも、前述の毎月10日ごろの締切が基準になります。
- 積立額を変える……SBI証券の積立設定画面から金額を変更します。締切までに完了すれば、翌月の買付分から新しい金額に。
- カードを変える……いま登録しているカードの設定を解除し、新しいカードを登録し直す流れになります。こちらも締切までに両方を済ませる必要があります。
- いったん止める……積立設定を解除すれば停止できます。売却とは別の手続きなので、保有している分はそのまま残ります。
私は「まず少額で始めて、家計に無理がないと分かってから見直す」という順番にしました。
あとから変えられると分かっていると、最初の金額を決めるハードルがぐっと下がります。
ちなみに私は、その後カードをNLからゴールドに切り替えました。
切り替えを決めた理由や家計目線での判断は、別の記事にまとめています。

休職して収入が減ったとき、クレカ積立をどうしたか
ここが、この記事でいちばん書いておきたかったところです。
私は積立を始めたあとに休職し、収入が給与から傷病手当金に変わりました。
効いたのは、手当の額そのものより「引かれるもの」だった
傷病手当金は給与の満額ではありません。
ただ、家計に想像以上に響いたのは、手当の額そのものよりも住民税と社会保険料の支払いでした。
住民税は前年の所得をもとに請求が来ますし、休職中も社会保険料の自己負担分はなくなりません。
収入が下がった月に、収入が高かった前提の支払いが重なってくる感覚です。

傷病手当金そのものの条件や金額の目安は、別の記事にまとめています。

やめるのではなく、月2万円を1万円に減らした
そこで私が選んだのは、積立を止めることではなく減額でした。
月2万円だった設定を、月1万円に下げて最小限で続ける形にしました。
完全に止めなかったのは、金額を小さくすれば続けられると判断したからです。
手続きそのものは、前の章に書いた金額変更と同じです。毎月10日ごろの締切に間に合えば、翌月の買付分から新しい金額になります。

復職した今も、まだ戻していない
正直に書くと、復職した今も金額は1万円のままです。
戻すかどうかは、生活のリズムと家計が落ち着いてから決めるつもりでいます。
ちなみに、この間に相場が下がって評価額がマイナスになったこともありましたが、特に何も感じませんでした。
売らずに持ち続ける前提で始めたことと、金額を下げていたことの両方が理由だと思います。
生活費が足りなくなるなら、投資より生活の立て直しが先です。
傷病手当金の金額や社会保険料の扱いは会社・健康保険組合によって異なるので、実際の見込みは加入している健保や勤務先に確認してください。
始める前に知っておきたい注意点
- 投資には元本割れの可能性があります。余裕資金の範囲で、無理なく行うのが基本です
- ポイントの付与率や上限、対象は、カードの種類や時期によって変わります。最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください
- この記事は個人の体験であり、特定の投資や運用成果をおすすめ・保証するものではありません
- カードの利用可能枠が足りないと決済が通らず、その月の買付が行われません。他の支出と合わせて枠に余裕があるか確認しておくと安心です
- NISAで積み立てる場合、クレカ積立の金額も年間の非課税投資枠を消費します。他の積立と合わせて枠の使い方を考えておきましょう
- ポイントを多く得ることを目的に、家計に無理のある金額まで引き上げないこと。続かない金額にしてしまうと本末転倒でした
よくある質問(SBI証券のクレカ積立)
Q. 少額でも始められますか?
A. 少額から設定できる場合が多いです。私も家計に無理のない金額から始めました。
金額はあとから変更できるので、最初は小さく始めて問題ありません。
下限の金額は公式サイトでご確認ください。
Q. ポイントはどのくらい付きますか?
A. 付与率はカードの種類や年間のカード利用額、時期によって変わり、改定もあるため、この記事では具体的な数値を載せていません。
最新の付与率は必ず公式サイトでご確認ください。
Q. 設定の締切はいつですか?
A. 三井住友カードでのクレカ積立は、毎月10日ごろが設定・変更の締切とされています。締切までに手続きが完了すれば翌月の買付分から反映され、間に合わなければ次の月からになります。
Q. ポイントがつかないのはなぜですか?
A. まず考えられるのは付与のタイミングです。
ポイントはカード利用日から数えて翌々月ごろに付与されるため、始めた直後は反映されていません。
ほかに、ポイント付与の対象上限を超えている、付与率の判定条件を満たしていない、カード決済自体が通っていない、といった原因があります。
Q. 積立額やカードは途中で変えられますか?
A. どちらも変更できます。カードを変える場合は、いまのカードの設定を解除して新しいカードを登録し直す流れです。
いずれも毎月10日ごろの締切までに手続きを終える必要があります。
Q. 収入が減ったら、積立はやめるべきですか?
A. 私は休職で収入が傷病手当金に変わったとき、やめるのではなく月2万円を1万円に減額しました。
金額を小さくすれば続けられると判断したためです。
ただし生活費が足りなくなるなら、投資より生活の立て直しが先です。
判断は家計の状況によるので、無理のない範囲で決めてください。
Q. 家族カードでもクレカ積立はできますか?
A. クレカ積立に使えるのは本会員のカードで、家族カードは対象外とされています。
家族それぞれで積み立てたい場合は、それぞれが本会員のカードと証券口座を用意する形になります。
対象カードの条件は変わることがあるため、公式サイトでご確認ください。
Q. NISAでもクレカ積立はできますか?
A. NISA口座での積立にもクレカ積立を利用できます。
ただし積み立てた金額は年間の非課税投資枠を消費するため、他の積立と合わせて枠の使い方を考えておくと安心です。
まとめ
クレカ積立は、家計を整える習慣の延長として、私には無理なく始められる方法でした。
大きく増やすことを狙うより、「少額で長く続ける」を意識しています。
月2万円で始めて、休職をきっかけに1万円へ。増やせなかった時期もありますが、止めずに済んだこと自体が、いまの安心につながっています。
投資はあくまで余裕資金で、自分のペースで。
もし気になっているなら、まずは手順を眺めてみるところからで十分だと思います。読んでみて「今じゃないな」と思ったら、そのまま閉じてしまってかまいません。
口座開設の手順はSBI証券のご案内ページで確認できます。取扱商品や手数料などの最新情報はSBI証券の公式サイトを、カードの条件は三井住友カードの公式サイトをご確認ください。
※本記事は個人の体験に基づくものであり、特定の投資・運用成果を保証するものではありません。投資には元本割れの可能性があります。ポイント付与率・対象・上限等の条件は変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
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