そもそも「View39」って何?知らなかった人向けに3分で解説
「View39」という名前、初めて聞いた人も多いと思います。受診前の私もそうでした。
これは、1回の採血で39種類のアレルギー原因物質を調べられる血液検査です。
通常、アレルギー検査を保険診療で受ける場合、健康保険のルール上1回の検査で調べられるアレルゲンの数は最大13種類まで。
なのにView39は、特例として39項目を一度のセット検査として扱うことができるため、同じ保険適用の枠組みのなかで、その3倍の情報が得られます。
View39はどんな項目が調べられるのか
39種類の内訳はざっくりこんな感じです。
- 花粉系:スギ・ヒノキ・カモガヤ・ブタクサ・ヨモギなど
- ダニ・ハウスダスト系:ヤケヒョウヒダニ・ハウスダストなど
- 動物系:ネコ皮・イヌ皮など
- カビ・真菌系:カンジダ・アスペルギルスなど
- 食物系:卵・牛乳・小麦・大豆・エビ・カニなど(※施設によって内容が異なる場合あり)
日常生活で接触しうるアレルゲンのほぼ全体をカバーできます。
「なんとなく体調が悪い」「場所によって症状が出る」という状況の原因特定に使われることが多いです。
費用と結果が出るまでの時間は?
気になる費用ですが、保険適用(3割負担)で3,000〜5,000円程度が目安です。
私の場合は初診料込みで6,060円でした。
採血自体は5分もかかりません。
結果は検査機関によって異なりますが、数日後にWebで確認できるクリニックも増えており、私が受診したクリニックではWebを通じて確認できました。
View39はこんな人に特におすすめ
✅ 毎年春になると体調が崩れるが、何が原因かはっきりしない人
✅ 特定の場所(実家・義実家・職場など)でだけ症状が出る人
✅ 花粉症だと思っていたが、ダニや動物アレルギーも疑っている人
✅ 複数の薬を試してきたが、どれが効いているかよくわからない人
逆に言えば、「なんとなく」で市販薬を飲み続けている人ほど、一度受ける価値がある検査だと思います。
私がまさにそうでしたから。
なぜ38歳で「View39」を受けたのか:薬で誤魔化せない阻止限界点
「たぶん、自分は花粉症なんだろうな」
そう思いながら、毎年春になると市販のロラタジンや点鼻薬でやり過ごしてきました。
30代も後半、38歳になった今年の春。
ついにその「なんとなくの対策」が通用しないレベルまで症状が悪化したのです。
朝起きた瞬間から止まらないくしゃみ、集中力を削ぐ鼻水。
「本当にスギ花粉だけが原因なのか?」
「もしかして、他のアレルギーも混ざっているのでは?」
今までも実家での猫との時間や、義実家への帰省でもくしゃみが止まりませんでした。
多分アレルギーなんだろうなと薄々思っていたものの、そこまで対策しないままでした。
自分の体の正解を知らないまま本格的な症状が出てきてしまい、闇雲に薬を飲み続けることに限界を感じたのです。
そこで私は、東京都千代田区秋葉原にある雪月花メディカルクリニックの門を叩きました。
目的は、一度の採血で39項目のアレルギーを網羅できる「View39」検査。

自分の体質の「正体」を、一度ちゃんと数値で見てみようと思った。
それが、View39を受けた理由です。
中央通りの交差点角にあり比較的目立つビルだったので遠くからでもすぐにわかると思います。
また、東京メトロ銀座線末広町駅の4番出口が目の前でした。
なので、天候を気にせず来られる立地です。
View39を受けるまでの流れ(予約〜採血〜結果受取)
アレルギー検査の予約(Web)
私が受診したクリニックはWeb予約に対応しており、公式サイトから24時間いつでも予約できます。
私は「今すぐ原因を特定したい」と思い立ち、その日のうちにWebで翌日の予約を入れることができました。
花粉シーズンの繁忙期でも、アレルギー検査は注射と別枠で予約できるため、比較的スムーズに日程が取れます。
事前に問診票をWeb上でダウンロードして記入しておくと、受付がよりスムーズです。
事前準備
当日までに用意しておくと良いものは以下の通りです。
- マイナンバーカード(保険適用で受けるために必須)
- 過去のアレルギー検査結果(お持ちの方は持参すると再検査が省けるケースあり)
- 現在服用中の薬のメモ(問診票に記入が必要)
- 現金(クリニックによってはキャッシュレス非対応の場合あり)
特別な食事制限や絶食は不要です。
採血前に何かを食べてはいけないというルールもありませんでした。なので、普段通りに来院して問題ありません。
受診
受付を済ませ、まず診察証用の個人情報を登録するための用紙を記載。
その後タブレットでの問診票を対応して10〜15分ほど待機。※平日お昼時だったため10人ほど患者さんがいました。
医師との診察の際はヒスタグロビンとステロイド注射の説明が行われ、日頃の症状についても質問を受けました。
私の場合、症状の経緯(去年から軽く出始め、今年急激に悪化した)を話しました。
すると、医師からView39検査も勧められ、まずは検査する運びになりました。
診察後、10分ほど待合室で待機し、採血室へ案内されて採血。
所要時間は5分もかかりません。
針を刺す際の痛みは健康診断の採血と同程度で、特別つらいということはありませんでした。
採血が終わればそのまま受付で支払いをして当日の受診は完了です。
結果が出るまでは数日かかるため、一旦帰宅して待ちます。
検査結果説明(再予約が必要)
結果は専用のWebシステムを通じてスマートフォンから確認できました。
受診から数日後、メール通知を受けアクセスすると、39項目の数値とクラス判定が一覧で表示されていました。

ただし、結果の読み解きと今後の治療方針については、別途再診が必要です。
数値を見てもどう解釈すればいいか素人判断は難しいため、この再診予約は早めに入れることをおすすめします。
私の場合、この再診で医師から「ヒスタグロビン注射」と「ステロイド注射」の2つの選択肢が提示されました。
注射(ヒスタグロビン注射での処方を選択)
再診での医師とのやりとりを経て、私が選んだのはヒスタグロビン注射(根本治療)でした。

スギのクラス5に加え、ダニ・ハウスダスト・ネコ皮のアレルギーも数値として確認できました。
「今シーズンだけしのぐ」より「複数のアレルギーを体質ごと改善したい」という気持ちが固まったのが決め手です。
再診当日は同意書に署名後、そのまま1回目の注射まで実施してもらいました。
注射部位は左腕の肘のやや上の外側。
チクっとする感覚はありましたが、採血より痛みは少なく、あっという間に終わりました。
平日午前中の受診だったこともあり、再診から注射・会計まで含めたクリニックの滞在時間は15分ほど。
想像より遥かにスムーズでした。
ヒスタグロビン注射は基本的に週1〜2回のペースで計6回(1クール)の通院が必要です。
今後の通院スケジュールと実際の効果については、別記事にまとめる予定です。
👉【次の記事】花粉症のヒスタグロビン注射を受けてみた体験談(4月末頃公開)
【公開】検査結果の数値が教えてくれた「不調の正体」
受診から数日後、Web上で公開された検査結果には、私の体内で起きている反応がすべて数値化されていました。
特に注目すべきは、アレルギーの強さを示す結果とクラスです。私が今まで出ていた症状とキレイに合致しました。
圧倒的なラスボス:スギ(クラス5)
私の非特異的IgE(アレルギー体質の指標)は139。そして、最も高い数値が出たのはやはりスギでした。
- 測定値:18.58
- 判定:クラス5(0〜6の7段階中)
「なんとなく花粉症」どころか、重症一歩手前の強力な反応です。これでは市販のロラタジンだけで太刀打ちできなかったのも無理はありません。
ヒノキもクラス3(測定値1.97)だったのでしばらくは症状が続くことになりそうです。
義実家でくしゃみが止まらない犯人:ハウスダスト(クラス3)
長年、申し訳なさを感じていた義実家での体調不良。その正体も一緒に判明しました。
- ハウスダスト:クラス3(3.87)
- ヤケヒョウヒダニ:クラス3(4.03)
掃除を怠っているわけではなく、私の体がこれらの物質に敏感に反応してしまうクラス3という事実。数値として突きつけられたことで無理をして滞在するのではなく、ホテルに泊まるという選択が、自分を守るための正しい対処法だったのだと救われた気持ちになりました。
妻にも理解を得られたので気にすることなく帰省することができそうです。
「猫は好き、でも3時間が限界」の裏付け:ネコ皮(クラス1)
そしてさらに実家の大好きな猫。
- ネコ皮:クラス1(0.27)
クラス1は低い数値に見えますが、実は擬陽性といって症状が出る可能性があるラインです。
「猫は大好きだけど、3時間経つと目が赤くなる」 この私の体感とクラス1という数値は見事に一致していました。
好きという感情とは裏腹に、体はしっかりとサインを出していたのです。
アレルギー検査費用6,060円の投資対効果と、提示された「2つの治療法」
「アレルギー検査って高いんじゃないの?」 受診前、私もそう思っていました。
しかし、実際に支払った金額は初診料込みで6,060円(3割負担)でした。

一見、ランチ数回分の出費に見えますが、この一度の採血で得られたリターンは計り知れません。
なぜなら、これまで闇雲に買っていた市販薬のコストと原因不明の体調不良で奪われていた時間を、これからはショートカットできるからです。
View39の数値を知ったからこそ選べる「私への提案」
最初に診察に伺った際、医師からは体質の根本改善か即効性か、2つの治療方法を提示されました。
| 治療法 | 特徴(メリット・デメリット) | こんな人におすすめ |
| ① ヒスタグロビン注射 | 週1〜2回、計6回程度の通院が必要。アレルギー反応を根底から抑える「生体由来の注射」。体質そのものを改善へ導く。 | 根本治療を目指す。 来年以降の負担を減らしたい、薬を減らしたい人。 |
| ② ステロイド注射 | 1回の筋肉注射で、強力に症状を抑える。効果は数ヶ月持続。副作用(副腎皮質ホルモン剤)のリスクを理解した上で使用する。 | 即効性重視。 今この瞬間の鼻水やくしゃみを、1回の通院で何とかしたい人。 |
私の場合、この2つの選択肢を自分の数値(クラス5)と照らし合わせながら検討できるようになったのが大きな進歩でした。
私は診察する前は即効性を重視したステロイド注射をしてもらう想定でした。
しかし、医師とのやりとりでまずは採血して自身のアレルギー体質を現状把握してから適切な治療法を選択することにしました。
みなさまも花粉症も含めて何かしらのアレルギー反応が見られるようであれば、医師とよく相談した上で、どの方向で対策を進めていくのかよく話し合ってください。
まとめ:数値を味方につけて、「我慢」を卒業しよう
今回の検査を通して実感したのは、自分の体質を数値で知ることは、自分を大切にするための第一歩だということです。
かつての私は、「たぶん花粉症だろう」という曖昧な予測だけで、効いているのかもわからない市販薬を飲み続け、特定の場所(実家や義実家)で体調を崩していました。
しかし、スギ(クラス5)やハウスダスト(クラス3)という明確な正体が見えたことで、私の生活はこう変わりました。
- 物理的な距離を置く: 義実家帰省時のホテル泊を、自分と周囲を守るための正しい選択として、周囲の理解も得られるようになった。
- 適切な付き合い方を知る: 猫が大好きだからこそ、自分の限界値(3時間)を知り、無理のない範囲で触れ合うようになった。
- 治療の選択肢を絞る: 即効性のステロイドか根本改善のヒスタグロビンか、今の自分に必要な治療を医師と対等に相談できるようになった。
アレルギー検査「View39」にかかった費用は6,060円。これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、私はなんとなくの我慢から卒業するためのパスポート代として、最高の投資だったと確信しています。
もし、あなたも毎年原因不明のムズムズや場所による体調不良に悩んでいるなら、一度数値を可視化してみてはいかがでしょうか。
春の訪れをよりポジティブな気持ちで迎えられるようになり、そこにあなただけの「健やかに過ごすためのレシピ」が隠されているはずです。

今回のアレルギー検査でお世話になったクリニック
私は千代田区秋葉原駅近くの「雪月花メディカルクリニック 秋葉原診療所」で受診しました。
平日のお昼時に伺ったのですが、仕事で昼休憩中の会社員の方も診察を受けて
なので初診でも比較的スムーズに対応いただけました。
※案件ではなく、自分が選んで通った場所になります。
今回「花粉症」が発端となったアレルギー検査(View39)にポイントを絞りました。
他にもQOLアップに着目した情報をまとめています。
ぜひ、あなたのより良い生活に繋がるヒントがあると思いますので立ち寄ってみてください。




