「また下がってる……もうやめようかな」
NISAや積立投資を始めて、最初はワクワクしていたのに、相場が荒れるたびにそんな気持ちが頭をよぎる。私も何度もそう思いました。
でも結論から言うと、積立投資をやめたくなる理由の最大の原因は「相場の暴落」ではなく、「やめようとする自分の気持ち」です。
この記事では、私が実際に「やめたい」と感じた瞬間と、それでも続けられた理由を等身大の言葉でお伝えします。
積立投資をやめたくなる3つの瞬間
まず、多くの人が「やめたい」と感じるタイミングを整理してみましょう。
①相場が大きく下がったとき
株価が10〜20%以上下落するようなタイミングは、誰でも不安になります。ニュースでは「リーマンショック以来の下落」などの見出しが踊り、SNSでは「もう終わりだ」という声が広がる。そんなとき、自分の口座を見るのが怖くなります。
私も2022年の金利上昇局面、そして2024〜2025年の地政学リスクが高まった時期に、何度も「一時停止しようか」と考えました。でも手を止めることはしませんでした。その理由は後半でお話しします。
②生活が苦しくなったとき
給与が上がらないのに物価だけ上がる。予想外の出費が重なる。そういうとき、「投資に回す余裕はない」と感じます。積立額を減らすか、いっそやめてしまうか……という選択肢が頭をよぎります。
これは「感情」ではなく「現実の問題」なので、無理に続けることが正解ではない場面もあります。ただ、「生活が苦しいかどうか」を正確に判断するための視点を持てているかどうかが重要です。
③周りの声に影響されたとき
「投資なんてギャンブルだよ」「今は様子見が正解」——そういう声は、なぜか暴落局面で増えます。家族や友人からの一言が引き金になって「やっぱりやめよう」と決断してしまう人は少なくありません。
それでも続けられた理由——ガチホールドの考え方
私が積立投資を続けられた理由はシンプルです。「長期・積立・分散」という原則が、過去の相場データでほぼ一貫して機能してきたことを知っているから。そして何より、「やめた瞬間に損失が確定する」ことを体感として理解しているからです。
暴落局面は怖い。でも、暴落した状態で売ってしまうと損は取り返せません。一方、そのまま保有し続ければ、多くのケースで時間が解決してくれます。これが「ガチホールド(ガチで保有し続けること)」の本質です。
ドルコスト平均法の力を信じる
毎月一定額を積み立てるドルコスト平均法では、相場が下がったときほど多くの口数を買えます。つまり、暴落は「安く買えるチャンス」でもあります。感情ではなく仕組みに任せて動かし続けることが、長期的なリターンを生み出す鍵です。
「やめたくなった瞬間」こそ踏ん張りどき
多くの投資家が「やめたい」と感じるのは、相場の底に近いタイミングです。そこで手放すと、その後の回復の恩恵を受けられません。歴史的に見ても、暴落後に相場が回復するパターンは繰り返されています。(※過去の実績は将来の成果を保証するものではありません)
生活が苦しいときの正しい対処法
- まず生活防衛資金(3〜6ヶ月分の生活費)を確保しているか確認する
- 確保できていない場合は、積立額を減額して防衛資金を優先する
- 「やめる」ではなく「一時的に減額する」という選択肢を使う
- 生活が落ち着いたら元の積立額に戻す
「やめる」と「減らす」は全然違います。ゼロにしてしまうと再開のハードルが上がります。月100円でも続けることに意味があります。
まとめ:投資の最大の敵は自分の感情
- 積立投資をやめたくなる瞬間は、誰にでも訪れる
- 「やめたい」と感じるタイミングは、多くの場合「相場の底」に近い
- ガチホールド・長期積立の原則を仕組みとして理解することで、感情に左右されにくくなる
相場が揺れるたびに不安になるのは当然のこと。でも、その不安を乗り越えて続けた先に、資産形成の成果が待っています。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。
それでもやめなかった、3つの理由
積立投資をやめたくなるについて、体験をもとに正直にお伝えします。 私自身、積立投資を5年以上続けてきた中で「もうやめようか」と思った瞬間が何度もありました。それでも続けられた理由を振り返ると、以下の3つに集約されます。
- 「見ない」という技術:相場が荒れている時期は意図的にアプリを開かない。知らなければ焦らない
- 自動積立の仕組み:毎月自動で引き落とされる設定にしているため、「やめる」ためには能動的な操作が必要。その一手間が冷静さを保ってくれる
- 長期チャートを見る:どんな暴落も、10年・20年のチャートで見ると「一時的な揺れ」に見える。これが一番の精神安定剤だった
投資で大切なのは「最適な判断」より「最悪の判断をしないこと」だと今は思っています。やめたくなる瞬間こそ、続けることに意味がある。
暴落時のNISA対応についてはこちら。



